商標法第十五条

商標法第十五条は、「拒絶の査定」に関する規定です。
商標法第十五条には、いわゆる「拒絶理由」が列挙されています。ここで列挙された拒絶理由に該当する商標登録出願は商標登録できないものと判断されます。
商標法第十五条に列挙された拒絶理由は、「限定列挙」のため、ここで列挙されていない理由で商標登録が拒絶されることはありません。
具体的な条文は以下の通りです。

「審査官は、商標登録出願が次の各号のいずれかに該当するときは、その商標登録出願について拒絶をすべき旨の査定をしなければならない。
一  その商標登録出願に係る商標が第三条、第四条第一項、第七条の二第一項、第八条第二項若しくは第五項、第五十一条第二項(第五十二条の二第二項において準用する場合を含む。)、第五十三条第二項又は第七十七条第三項において準用する特許法第二十五条 の規定により商標登録をすることができないものであるとき。
二  その商標登録出願に係る商標が条約の規定により商標登録をすることができないものであるとき。
三  その商標登録出願が第五条第五項又は第六条第一項若しくは第二項に規定する要件を満たしていないとき。」